児玉桃さんに弾いてもらいたい曲。
一生に一度は録音して欲しい。
せっかくその魂が児玉桃さんという殻の中に生まれて来てくれたんだし、魂は輪廻転生していても、二度とその身体に生まれて来ることはないのだから。
特に、児玉桃さんは現代音楽に強いようなので。
というか、この人の知名度だったら現代音楽でもちゃんと利益が出ると思う。
この間のメシアンのコンサートには、全国からマニアックな人たちが大勢来ていたしね。
・武満徹ピアノ作品集
1曲だけ「雨の樹素描」の録音があるが、この調子で他も頼む。
特に、高橋アキさんは「リタニ1,2」の元ネタである「二つのレント1,2」という、武満の身内しか手に入らなそうな激レア楽譜を持っているので、高橋さんが生きているうちに楽譜を借りて欲しい。
コダモモ氏は細川俊夫ばかり演奏しているみたいだが、まあ確かに細川俊夫には才能はある。
けど、才能はあっても活かしきれずに死んでいった作曲家だったね。
「月明かりの中の蓮」に出て来るピアノの音階は好きだし、作曲家の言いたいことも分かるんだが、全体を見ると結局、その妖艶な音階を生かせなかったと思う。
結局、私が日本人作曲家で素晴らしいと思うのは、武満徹ただ一人なんだわ。
・モートン・フェルドマン作品集
めっちゃ有名な「For Bunita Marcus」は勿論のこと、1970年以降の後期・晩年作品をお願いしたい。
なぜなら、1969年までの作品は図形楽譜であり、1970年から普通の楽譜へときっぱり移行しているから。
あ、でもコダモモの図形楽譜の演奏って、それはそれで聴いてみたいかも。
駄作も多いシェーンベルクだが、「月に憑かれたピエロ」はCDに録音して欲しい。
メシアンの「世の終わりのための四重奏曲」はコンサートで演奏しているのに、なぜ「月に憑かれたピエロ」をスルーする?
ちなみに、もしかしたら駄作だと思っていたシェーンベルクのピアノ曲も、児玉桃さんが弾くと実はすごく深くて良い曲だったことに気付けるかもしれない。
これは難しいかな。
難しいというより、指使いが理不尽。
でも、もし演奏してくれたらコンサートに即予約し、CDも買う。
なお、5番「虹」だけは私でも弾けるくらい易しい。
・メシアンのオルガン作品集
ああでもこれは、畑違いかな。
オルガンの演奏はピアノよりも複雑だから。
でもまあ、可能なら是非やってもらいたい。