繊細な音楽と、刺激的な音楽。

Spotifyにて、Ton Koopmanの「J.S.バッハカンタータシリーズ1〜12巻」を全部聴いた。

合計13時間28分。

「同じような曲ばっかしだなぁ」というのが現時点での感想。

なお、一番良かった曲は「Ich Habe Genung(私は満たされています)」。↓

https://spotify.link/QdfyEWbCpDb

 

ただ、不思議なのは。

バッハをずっと聴いていると、ポップスに違和感を覚える点。

あれだけ大好きだったキリンジ「エイリアンズ」の出だしを聴いた瞬間、拒絶反応が出た。

でも、それでもエイリアンズを聴き続けると、ああやっぱり好きだわって感性が戻るが。

でも、今はまたバッハの繊細な感性に戻った。

繊細な音楽をずっと聴いていると、刺激的な音楽の嫌な成分を感じ取れるようになることが分かった。

 

ポップスって、聴くとストレスになる成分が僅かに入っていると思う。

もしかしたらそのストレスを和らげるために脳が快楽物質を出し、多くの人はその快楽の依存症になるのかもしれない。

唯一、違和感のなかったポップスは童謡の「あめふりくまのこ」だけだったし、それ以外は試してないから分からないが。

ストレスの原因は、刺激のある周波といったサウンド的要素以外でも、歌っている人のナルシスト臭オーラとかそういうのもあると思う。

ポップスの方が気分を上げてくれそうだが、その分だけ後で疲れるはず。

(気分を上げられた後に疲れが出るのは、全ての刺激的快楽の特徴ではないかと思う。)