ヨーロッパヨシキリ(メシアン「鳥のカタログ」より)

2つ前の記事の続きというか反論になるかもしれないけど。

 

メシアン「鳥のカタログ」の7曲目「ヨーロッパヨシキリ」は、児玉桃さんの演奏で30分49秒もある大曲なんだよね。

そして、今回もそのCDに付属の解説書(メシアン著)を大いに参考にさせてもらった。

 

聴き方としては、ヤチセンニュウの鳴き声が2回来るから、そこで音楽を解説の物語と同期させると良い。

実際のヤチセンニュウの声を検索したら分かるが、かなり特徴があって分かりやすい。↓

https://m.youtube.com/watch?v=DGIWS5JZ-6w

児玉桃さんの演奏だと、10:03と18:48にヤチセンニュウと思われるトレモロが鳴っている。

 

私は解説書の物語に書かれた鳥たちは、全てYouTubeなどで検索し、鳥の声と姿を確認した。

また、情景に使われた場所も検索した。(フランス語で検索しないと出て来ない場所も多かった。)

そうすることにより、この音楽が本当に物語と同期して聴こえて来る。

逆に言うならば、この作業をしないと音楽から情景が見えて来ないはずだ。

 

この曲で言うなら、他にはクイナとサンカノゴイは低い声で鳴く鳥なので、比較的分かりやすいと思われる。

ただし、個々の鳥たちを全部ピアノ音から聴き分けられるかというと、そこまでは私には出来ないと思う。

似ている声の鳥も多いからね。