別にシュルレアリスム文学を沢山読んだわけでもないけど、そうなる前に言葉では説明しづらい「シュルレアリスム文学の共通点」みたいなものが見えてしまって。
ジョルジュ・ペレックも少し読み返してみたけど、やっぱり大して面白いとは思えないや。
個人的にブックカフェ「本の庭」には、水声社版のドン・キホーテを置いて欲しかったよ。
セルバンテス全集。
あれは買うかどうか迷って、東京都立図書館まで足を運んだこともあった。
あと、水声社って意外と歴史書も出しているので、スペインあたりの世界史の本も一冊ぐらい置いて欲しかった。
あれは本屋にはもう置いてないので、東京都立図書館などのマニアックな書棚でしか見たことがないし、ましてや新品は水声社の倉庫にしかないんだよ。
もしもブックカフェに置いてあったなら、その場で衝動買いしていたかもしれないよ。↓
http://www.suiseisha.net/blog/?p=13591
ああでも、ブックカフェでの新たな発見としては、「叢書二十世紀ロシア文化史再考」のシリーズは面白そうだった。
ただ、シュルレアリスム文学には色褪せない面白さを持った作品がちゃんとある。
レオン=ポール・ファルグみたいな、面白いし美しいのに未翻訳のシュルレアリスム散文とか。
けど、水声社の意見だとこれは売れないんでしょ?
こんな重要文化財が。
多くの読者の感性がショボくて、ファルグの良さが理解されなくて売れないから出版されないとか、日本の読者層って本場フランスに比べるとここまで劣っているとは。
少なくとも、ファルグが出版されれば私は全巻買うのにな。
ちなみに、日本でも僅かにファルグの文学は翻訳されていて、それは国立国会図書館に行けばある。
ただそれも、私が自分で訳したやつの方が、原文の文章の美しさが死んでいなくて良いと思ってしまった。