鼻持ちならないカップルに、馬鹿にされた時。
確かに、こちらにも性欲があるから、どうしても劣等感を感じてしまうことがある。
そんな時には、「それは良かったね。」のエネルギーを、逆にこちらから押し出すこと。
相手を祝福すること。
相手の幸せを願うまではしなくてもいいから、心の中で肯定してあげること。
自然農園ビヨンドの室田泰文さんが昔言っていたんだけど、自分をいじめてくる相手には、愛を送ってあげること。
そうすると、相手からの対応が、まるで違ったものになるんだそうだ。
これ、恐らく本当のことだわ。
確かに、私もそういう経験、結構ある。
そして、相手の態度が変わらなかった場合、なぜか知らないが相手が自滅するようなことが起きて、最終的には気にならなくなることが起きたこともある。
要するに、セックス的なマウントを取ってくるカップルたちは、愛がないんだよ。
他人が傷つくことを悦ぶってことは、自己中だから。
なぜ自己中なのかというと、自分以外の人間を信じられないから。
自分以外の人間を信じられないから、誰でもいいから弱い奴を狙って、自分の価値を感じようとする。
しかしそれには、ずっと他人から認められ続けなければいけないという、強迫観念が裏にある。
何か嫌な努力を続けなければ自分は負け組になる、という強迫観念。
その状況で恋人同士になるということは、勝ち組で居続けないと愛されない、という強迫観念がお互いの根底にあり続ける。
その強迫観念を癒すために、誰か弱そうな他人を見下して悦に入る。
でもそれは、ずっと不安定なので、また誰かを馬鹿にしないといられなくなる。
なぜなら、条件付きの愛は、愛ではないから。
彼ら彼女らが一番欲しいものは、無条件の愛なんだ。
なので、愛を送ってあげると、彼ら彼女らは頭ではまた馬鹿にして来ようとするのに、身体が本当に欲しいものである愛を目の前に出されたため、身体が萎縮してしまう。
相手のためではなく、自分のために人を許す。
追記:
勝てなさそうな相手にだけ愛を与える、勝てそうな相手は倒す、っていう話ではない。
喧嘩したら勝てそうな相手にさえも、誰にでも、愛を与えるという選択を取るんだよ。
少なくとも、悪い人はそれで離れていくから。